悲しみの淵からオノ・ヨーコを救った”Bless”の力!?
ゆるし、愛すことが幸せへの近道
こんにちは!アロハボート人材チームスタッフです。
先日、友人にいただいた本を読んでいたら、とても心に残る人生のストーリーに出会いました。ここでぜひご紹介させていただきたいと思います。
そのストーリーの主人公はオノ・ヨーコさん。
世界的に有名なバンド、ビートルズのメンバーであるジョン・レノンさんの奥様です。
そのストーリーは、ジョン・レノンが殺害された、あの痛ましい事件から始まります。
ひとり残されたオノ・ヨーコさん
1980年12月8日のことです。
ジョン・レノンを撃ち殺した犯人は、次に照準をオノ・ヨーコに合わせました。
あの日、ジョンが撃たれたすぐあと、こちらに向かって弾が飛んでくるのが見えました。横にずれていたからわたしには当りませんでした。
オノ・ヨーコさんは当時のことをこのように振り返っています。
事件で最愛の人を奪われたオノ・ヨーコさんは、ベッドにひとり横になると、涙が出てくるばかりで、立ち上がる気力もない。
食事もままならず、しばらくはジョン・レノンさんが好きだったチョコレートしか口にできなかったそうです。
そこへ、さらに追い打ちをかけるようにいろいろな人が嫌なことをオノ・ヨーコさんに投げかけました。
オノ・ヨーコさんを救った"Bless"の言葉
精神的にギリギリまで追い込まれたとき、始めたことが"Bless"だそうです。
”Bless"は英語で「祝福」という意味です。
”Bless you Jack, Bless you Norman, Bless you Fred....”
夜ベッドの中で頭に浮かんだ名前を”Bless”(祝福)し、その人の幸せを祈りました。
おかしなもので、口について出てくるのはわたしに対して嫌がらせや誹謗中傷をしている人たちの名前ばかりでした。「なんでこんな嫌いな人たちばかりを祝福しているんだろう」と思いながらも続けました。
すると、1週間ほどした頃、不思議と彼らに対する恨みが薄れてきたそうです。
そして不思議なことに、彼女を攻撃していた人たちが忙しくなったりして、嫌がらせの矛先が鈍ってきました。
人のために祈っていたつもりが、そうすることで、いつのまにか自分の中にある恐怖や怒りが追い払われていったのです。
そして、現実が変わり始めました。
嫌いな人の幸せを祈ることは、自分を祝うことだったのです。
ひすいこたろう『3秒でハッピーになる 超名言100』,株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン,2018年,181ページ,ISBN978-4-7993-2217-8.
許すことで、過去は変わらないが、未来は変わる
世の中にはいろんな人がいて、生きていれば自分が嫌だなと思う人や、嫌だなと思う出来事に出会うこともあると思います。
わたしも恋愛で嫌な振られ方をしたり、どうしても意見が合わなくて嫌味をたくさん言われたりして、本当に落ち込んでネガティブな感情が頭から離れなくなることがあります。
でも、それをいちいち気にしていたら、自分が前に進むことはできませんよね。
そんなときは、思い切って自分の受け入れられない人の幸せを祈ってみると、心が軽くなって、「まぁ、そんな人もいるんだな」くらいに思えるようになったりします。
自分がご機嫌でいることが一番大切です。
そうやって立ち直ったオノ・ヨーコさんのことをきっと天国からジョン・レノンさんも喜んで見ていたことと思います。
今日もありがとうございます。
“ALOHA 愛にあふれ、命が輝く今日でありますように。”